こんばんは。
今回は前回のダイワに引き続き、2/14にシマノの2022年12月期の決算が発表されたので、その内容を見ていきたいと思います。シマノの釣具は売れているのか?
シマノも絶好調!売上15%増
22年12月期の連結売上高は前期比15.1%増の6289億円、経常利益は15.7%増の1765億円に伸びた。2021年のコロナ禍バブルの反動はなく、2022年も順調に伸びている。
ただこれは自転車部門と釣具部門の合算で、釣具だけみると売上高は1109億円(8.4%増)、営業利益は241億円(4.5%増)となっている。
シマノの売上構成は自転車が82.1%で釣具は17.9%となっている。圧倒的に自転車の方が多いです。
利益も自転車の方が86%で釣具が14%です。利益率でも自転車の方が高いです。
とても良好な決算だったのが、次期23年12月期は売上が5000億円、利益が前期比32.3%減の1195億円に落ち込む超弱気な見通しを立てており、株価は下落しました。掲示板などではそんな低い訳ないだろ!シマノ経営陣はコンサバ過ぎるとお怒りの人がたくさん居ました。
シマノの売上の半分はヨーロッパでの自転車部品の売上に依存している状態なので、ヨーロッパの景気が落ち込むという考えなのか?またはウクライナ戦争が第三次世界大戦に発展すると想定しているのだろうか?
釣具の世界の状況
コロナ禍で盛り上がった釣りブームですが、2022年も衰えてはいないようです。
株価は低迷
シマノの株価は21,880円で時価総額2兆円です。PER22.9倍でわりと人気銘柄です。ただ2021年からだいぶ下げて現在は低迷中です。2/14の決算後にさらに下げた。下げたとは言え割安感はないので、来期見通しも良くないので今後もどうなるか分からない。長期的な目線なら買っても良いかもしれない。
シマノの時価総額は2兆円だが、釣具だけで見た場合、利益比率は1/7なので単純に計算すると2857億円が釣り部門の時価総額になる。一方で釣りだけやっているダイワの時価総額は641億円です。ダイワの方が売上は多いのにこの差は大きすぎる。利益は少ないがせめて倍の1200億円はあっても良いと思う。
ダイワの株価は2倍になってもおかしくないです。2倍でもシマノの1/2です。配当金もダイワの方が多いですから株を買うならダイワでしょう。
ということでまた決算について書いてみました。決算書をよく読むと業界の状況がよく分かりますね。今後も釣り関連の決算は注目していきたいと思います。
それではまた。
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