バスが激減した霞ヶ浦水系!2020年はどうなるのか?

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霞ヶ浦
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こんばんは。

2019年も終わりに近づいてきました。そこで自分のメインフィールドである霞ヶ浦水系での今年の釣りを振り返りつつ、来年はどうなるのか考えていきたいと思います。

台風15号でバスが激減した


今年の霞ヶ浦水系の釣りは激動の一年だった。今までに経験したことがないような異常気象が続いた。特に9月上旬に来た台風15号は強烈でしたね。台風15号の被害は千葉県ばかりが注目されていますが、霞ヶ浦の潮来周辺もちょうど台風の通り道で千葉県と同じくらいの被害があった。※この無視されている感じは3.11の時も同じだったような、、。

霞ヶ浦の水辺の近くで風の当たる場所に立っている民家の屋根は吹き飛ばされているところが多かったですね。上の写真の屋形船も台風によって全損状態でした。


この台風15号の影響で霞ヶ浦水系のバスもかなりダメージを受けた。バスだけではなくすべての水生生物が被害を受けた。台風後の霞ヶ浦の水はなぜか赤くなっているところや白くなっているところが多くあった。

完全に水が死んだなと思われるところがたくさんあって、特に新利根川や横利根川などの閉鎖水域のダメージは大きかったように思われます。

そのような閉鎖水域では大量の魚が死んで浮き上がってました。バスもかなりの数死んだと思われます。科学的な根拠はないですが、自分の感覚や色々な情報を見た限りでは、

・新利根川 → 90%減少

・横利根川 → 60%減少

・与田浦  → 60%減少

・野田奈川 → 80%減少

・常陸利根川→ 30%減少

・霞ヶ浦本湖→ 10%減少(元々少ない)

・北浦本湖 → ほぼ変わりなし

上記の割合でバスが死滅したと思います。これはあくまで自分の予想で科学的根拠はないですが、実際に自分が釣りをしたり、他の釣り人の釣果を見るとこれくらいは減ったのは間違いないと思います。


特に新利根川の減り方が半端ないですね。その中でも上流部はさらに酷かった。自分の釣り仲間には新利根川のスペシャリストが多く居るのですが、その人たちがまったく釣れなくなってますので、ほぼ壊滅状態と言っていいと思いますね。

最悪なタイミングで来た台風15号


台風15号は9月9日に上陸したのですが、これが一番最悪な時期だった。ちょうど稲刈りが終わったころに来たので、稲渋が大量に霞ヶ浦水系に流れ込んでしまった。

毎年9月上旬ごろは稲渋で雨が降った後などはバスが釣れなくなるのですが、今回は最悪なことにとんでもない台風がその時期に直撃してしまった。


しかも今年は7月が異常に寒くて雨が続き日照不足だった。そのため農薬を散布する量が例年よりも多かったと思われます。さらに8月は逆に暑くて雨が少なく減水していた。この状態で9月9日に一気に台風で雨が降って田んぼの水が流れ込み、強風で掻き回されるという最悪な状況になった。

このような最悪な状況が重なってバスを含む多くの魚が死んでしまったと思われます。

回復するのか?


気になるのがこの状態から回復できるのかという点ですが、新利根川については元の状態に戻るのに3年ぐらいかかるのではないかと思いますね。生き残っているバスが繁殖して成魚になるのに3年は必要ですからね。

特に上流の方に関しては、堰で魚が簡単には入っていけないので、本湖からの供給が難しいです。これは与田浦とか野田奈川についても同じと思われます。

横利根川については1年で戻るのではないかと思ってます。北利根川とつながってますので、本湖のバスが入ってくると思います。また閘門方面のバスは影響がほぼないので、そちらからの供給もあるし、そこのバスが繁殖して徐々に増えると思います。

ただ、温暖化の影響でまた来年以降も同じような台風が来る可能性がある。そうなるとまた振り出しに戻ってしまうので厳しいですね。

台風以外でも難しかった2019年


今年は1年を通じてシーズナルパターンがまったく通用しない感じでしたね。今までだったらここで釣れるはずというポイントにバスが居ないという経験を何度もした。

冬が暖冬だったのだが、春になってもなかなか気温が上がらず、冬と春の季節の変わり目がはっきりしない状況だったと思います。自分は春は意外と得意にしている季節なのだが、なぜかいつもの場所で釣れず苦労しましたね。

逆に梅雨の時期になると今度は雨が多くて、自分は苦手にしていた時期だったのだが、今年はうまくパターンをつかめたこともありましたね。おかっぱり大会で2位になれたのもこの時期でした。

8月は暑すぎて雨も降らず、きつかったですね。今思うとかなり暑さで体力を奪われてました。釣りしているときは気が付かなかったが、体調を崩すほどではないが、なんだかだるい日が多かったですね。釣果もイマイチだった。おそらく暑さが原因です。

9月以降はご存じの通り、台風でめちゃくちゃになりました。普段行かない霞本湖や北浦とかにも行ったりして違う釣りを色々やりました。

来年の展望


バスが多く死んだ水域は未だに台風の影響で濁っている場所があるのですが、これが冬の間になんとか濁りが収まって、例年通りの冬のクリアな状況になってくれることを願いたいですね。そして、普通の寒さで、普通の温度の春が来ればちゃんとバスが繁殖してくれます。普通の気候であればかなりの部分は元に戻るはずです。

ただ被害の多かった場所は来年の春もダメだと思いますので、そこは様子を見つつあまり深入りはせずに、今年の秋以降に調子の良かったエリアで、新しい釣り方とバスを見つけていくのが良いと思う。

まあ、毎年同じようには釣れないので、その日の状況にアジャストできるように釣りをしていくしかないと思います。いつも同じようにはいかないからこそバス釣りは飽きずに楽しめるのだと思います。

それではまた。

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