こんばんは。
前日ダイワの歴代最強リールということでマイクロコンピューター搭載のファントムPT10Eを紹介しましたが、今回は歴代最高の美しさ?と言われるファントムPT10Zをご紹介します。
これがファントムプロキャスタートーナメントPT10Z
これがファントムプロキャスタートーナメントPT10Zです。やっと手に入れました。とは言っても欲しいと思ってから1ヶ月くらいでしたが。約30年前の1986年に発売されました。その前の年に前回紹介したファントムPT10Eが発売され、世間の度肝を抜いたのですが、翌年さらに凄いリールが出てきたので鼻血が飛ぶレベルで驚きましたね。
今回買ったものは、前回のPT10Eに比べると保存状態が良くないです。すり傷が結構あるし、リール表面の文字も消えている部分が多い。箱もない。しかし、リールとしての機能は問題ない。まだ使えるレベル。前回のがほぼ新品レベルで奇跡に近い状態だった。古いリールとしては悪くない状態です。
30年前のデザインと思えない美しさ
この色ヤバイでしょ?ワインレッドと言うのかな。現代のリールでもこのレベルでキレイなリールはないですね。しかも単色ではなくて、グラデーションが入ってます。マグネットブレーキのダイヤルも良いですね。ダイヤルはクラッチの横に付いている。
リールの形も良いですね。流線形で最近のロープロリールの形に近い。 実際にパーミングしてみると分かるが、握りやすくとても理にかなった形をしている。この時代のリールとしては最高の握りやすさだと思う。
これを30年前に実現していたのが凄いです。この色のリール出して欲しいな。スコーピオンのレッドとは全然違いますよ(*´∀`*)。
最大の特徴は軽さ!わずか180g
このPT10Zの最大の特徴は自重の軽さで、当時としてもっとも軽いと思われる180gです。30年前は200g以上のリールが当たり前の時代に、200gを切って180g台のリールを出したのは驚きでした。
素材は何を使っているのか忘れましたが、カーボン樹脂ではないのは間違いないです。逆にその当時はカーボンの方が貴重だし、そんな技術はないはず。アルミでもないと思うので、チタンとか高級な素材が使われているハズです。
値段がとんでもなかった!
値段が確か4万円だったと思います。当時としては破格の値段だった。マイクロコンピューター付きのPT10Eが36,000円で、それを超える値段設定だったので、ビビりました。現在の感覚だと倍の8万円ぐらいだと思う。4万もするリールというのはあり得なかった。
当時自分は小学生でしたので、当然買う余裕などありません。釣具屋に行って眺めるだけのリールでした。高すぎたせいかあまり使っている人も居なかったような気がします。実際売れたのかどうかは分からない。
ゼロフリクションレベルワインドとオートキャストクラッチ
ゼロフリクションレベルワインドと呼ばれる機構が付いている。クラッチを切るとレベルワインドが左右にパカっと割れる。これによりキャスティング時にラインの抵抗を減らすことが可能。PT10Eと同様のものです。
クラッチは親指だけでクラッチが切れる「オートキャストクラッチ」機構です。当時これがあったのはダイワだけです。親指でクラッチが切れるようになったのはダイワのおかげです。横にはマグネットブレーキ調整用のダイヤルが付いている。このポジションで調整できるのもなかなか画期的ですね。
このダイワのファントムプロキャスタートーナメントPT10Zがダイワの最強時代だったと思ってます。この後チームダイワとか言うのが出てきて、ファントムブランドは無くなってしまったと思うが、また復活させて欲しいな。バンタムみたいにね。ハッキリ言ってバンタムよりファントムですよ。この時代を知っているおっさんなら喜んで買うと思うが、、。
それではまた。
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コメント
印旛沼全盛期に地元の札付きの悪いセンパイがMrDONのボロンにこれを載せてバンバン釣っていました。今でも憧れています。